京都町屋めぐり キンシ正宗堀野記念館 その2
2008/07/24(Thu)
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蔵を見たあとは家の中に上がらせていただく。

ここは元帳場。
今は土間側を壁で仕切っているのでちょっと暗い。
そのぶん、格子窓の美しさが際立つ。
直線の織り成す陰影が絶妙。
ここの格子窓は間隔や上部の切り方のバランスがとてもいいのだそうだ。
でも格子窓って外からは見えにくいけど、中からはほんとよく見えるのね〜。
ここから番頭さんとかお店の人がお客さんがくるのを見てたんだな。

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元帳場から見えるのが鶴亀の庭という坪庭。
坪庭というにはなんと立派な組石だ。
このガラスも昔のガラスで、ちょっと歪んで見えるのがいい。

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2階に上がるとここは客間。
違い棚に床の間、ふすまなどの建具にも特に凝った意匠は見られない。
客間にしてはシンプルなつくりだなあと思ったら、 ちゃんとわけがあった。

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お客は床の間を背にして座る。

すると向かいのふすまがさっと開いて、そこには「こんばんはぁ」と舞妓さんや芸妓さんたちがずらりと並んでいるという趣向。
舞台つきのお座敷というわけだ。
舞妓さんや芸妓さんたちがより美しく見えるようにと、主人がふすまも欄間もシンプルに造ったそうだ。
ふすま絵が描いてあると四季に応じて取り替えないといけないけど、これだとその必要もない。
まさにうごく額縁絵だ。
当時は商家では料亭に出かけて接待するより自宅に仕出しをとってもてなしていたそうで、こういう趣向は喜ばれただろうな。

もうちょっと続きます。

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